インフルエンザ予防接種について

接種回数について

6か月~3歳未満 2回
3歳~13歳未満 2回

13歳以上は1回もしくは2回(受験生や毎年打ってもかかる方は2回をお勧めします) 接種間隔は2~4週間あけて2回目を接種します。 1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、12歳として考えて2回目の接種を推奨します。

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卵アレルギーについて

卵アレルギーとインフルエンザワクチンについては
当サイト「アレルギーについて」ページ内のQ&Aをご覧ください。

副作用

インフルエンザワクチンによる副反応については、局所反応(接種部位が腫れる)が10%程度、発熱など全身反応が1%以下です。
死亡あるいは生涯にわたりハンデイキャップとなる副反応の発生は、100万接種あたり1件もありませんが残念ながらゼロではありません。
しかし、この数字は、現在広く用いられている他のワクチンに比べやや少ない程度で、特にインフルエンザワクチンの安全性が低いことはありません。

引用:「国立感染症研究所 感染症情報センター」

インフルエンザ予防接種についてのQ&A

Q1ワクチンの接種を受けたのにインフルエンザにかかったことがあるのですが、ワクチンは効果があるのですか?

予防効果はほかのワクチンと比べてそれほど高くなく、子どもの場合、A型では予防効果があるのは30~50%程度で、B型や1歳未満ではさらに効果が低くなります。しかし、2011年シーズンからはワクチンの接種量が変更になり以前よりも効果が期待できます。また、妊娠中に母親が受けると生まれた赤ちゃんにも予防効果があります。

引用「VPDを知って子どもを守ろう」

Q2昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方が良いでしょうか?

季節性インフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週後から5カ月程度までと考えられています。また、インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行が予測されるウイルスに合わせて製造されています。このため、前のシーズンに接種していても予防効果は期待できませんので毎年接種しましょう。

引用「厚生労働省インフルエンザQ&A」

まとめ

インフルエンザワクチンには、発病をほぼ確実に阻止するほどの効果は期待できませんが症状を軽くし、合併症による入院や死亡を減らすことができます。特に基礎疾患(気管支喘息等の呼吸器疾患、先天性心疾患等の循環器疾患など)を有する方はインフルエンザが重症化しやすいので、ワクチン接種による予防が勧められます。また、そのような人の周辺にいる人や、6カ月未満で予防接種が受けられない乳児など、インフルエンザによって具合が悪くなることを防ごうと思う保護者に対しても、ワクチンは勧められます。  死亡率の減少などとともに、「インフルエンザはかぜの一種でたいしたことはない」という認識が広まっていますが、インフルエンザは十分な警戒と理解が必要な疾患であり、流行に伴う個人的・社会的損失はたいへん大きいと考えられます。

引用:「国立感染症研究所 感染症情報センター」

※2014.9現在の情報であり今後更新は随時行っていきます。